日田の3月のといえば、おひなまつり♬

市内十数か所の旧家や資料館にて、当時の文化を物語る全国的にも珍しい雛人形から、庶民の間で親しまれた紙と布で作る「おきあげ雛」と呼ばれる人形まで、沢山のひな人形やひな道具が一斉に展示・公開されています!!

豆田町や隈町は、美しいお雛様や風情溢れる古い町並を楽しもうと、沢山の観光客で賑やかです!!

そんな春のひとときに飲みたくなるのは、やっぱり甘酒♬

その歴史は古く古墳時代にさかのぼり、「日本書紀」に甘酒の起源とされる天甜酒(あまのたむざけ)に関する記述があるそうです。

甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミン類や、食物繊維、オリゴ糖、アミノ酸、ブドウ糖などが含まれています。これらの栄養はいわゆる栄養剤としての点滴に近い内容であることから、「飲む点滴」とも呼ばれています。

そのため江戸時代には、夏バテ防止の栄養ドリンクとして庶民に愛され、甘酒は俳句の世界で夏の季語として使われています。

栄養たっぷりで美容や健康にも効果的とされる甘酒は、マクロビオティックで砂糖の代わりに甘味料として使われたり、豆乳とブレンドした豆乳甘酒は雑誌で特集が組まれるほどの人気ぶり♬「ジャパニーズヨーグルト」として海外にも進出しています。

日田でも角の井さんと薫長さんがこだわりの甘酒を販売していますし、沢山の酒蔵さんが雑穀や減農薬、防腐剤無添加など、それぞれの特色を生かした甘酒を製造しています。

ぜひ、栄養満点、身体に優しい甘酒でうららかな春をお迎え下さい♬

 

 

 

酒コラム 日々是好酒 九杯目
ひなまつりと甘酒🎵

ヒタスタイル 2019年 3月号掲載